環境化学 Vol.7

1997年発行

総 説
PCB管理に関する今日的動向 酒井伸一、窪田葉子、平岡正勝 235
Subsurface Arsenic Occurrence and Depth of Contamination in Bangladesh Md. Masud KARIM, Yasukazu KOMORI, Monira ALAM 783
報 文
排ガス中の有害物質の測定方法の検討(III)
-クロロエチレン-
多々野秀二、平石俊英、服部幸和、牧定雄 1
北部ポーランドの土壌・底質中の有機態ハロゲン(EOX)と人工有機塩素化合物 河野公栄、Jerzy FALANDYSZ、辻聡志、北村清司、脇本忠明 7
Identification of Chlorination By-products from the Culture of Mycrocystis aeruginosa and their Mutagenicity Yoshiteru TSUCHIYA and Mariyo F. WATANABE 15
HPLCによる環境中のアンモニア、亜硝酸及び硝酸体窒素の同時分析法 松井正巳、後藤武、石橋亨、西川雅高 23
Transformation of Aquaous Phenolic Compounds in the Presence of Natural Organics and Chlorine into Ames Mutagenic Chloro-o-benzoquinones Sukeo ONODERA, Kei-ichiro YOSHIMATSU and Masanori YONAHA 31
紫外線照射によるアルカリ性2-プロパノール中のPCBの光分解経路に関する研究 姚元、柿本幸司、尾川博昭、加藤安彦、馬場謙三、花田喜文、篠原亮太、吉野栄一 39
ゴルフ場農薬の土壌中における流出挙動 鳥羽峰樹、石黒靖尚、大野健治、近藤紘之 47
地下水や土壌中の揮発性有機塩素化合物の分解生成物 渡辺正敏、鎌田敏幸、山守秀朋、伊藤栄一 53
Salmonella typhimurium TA102を用いた変異原性試験における前培養条件の影響 東俊一、岸野令、片山誠二、赤堀幸男、松下秀鶴 61
ヘッドスペースGC/MSによる河川水中の揮発性有機化合物類のスクリーニング 田辺顕子、川田邦明、水戸部英子、坂井正昭 69
ヘッドスペース・クライオフォーカス・GC/MS法の条件検討と、水中揮発性有機化合物54物質のHenry定数の測定 近藤秀治、中嶋敏秋 81
カルボキシル基用HPLCラベル化剤12種の変異原性 東俊一、岸野令、片山誠二、赤堀幸男、松下秀鶴 249
排ガス中の有害物質の測定方法の検討(IV)
-GC/MSによるフェニレンジアミンの定量-
西村貴司、服部幸和、牧定雄 257
クエン酸緩衝液を用いたHG/ICP-AESによる無機As(III)、Sb(III)及びSe(IV)の同時測定法 王寧、欧陽通、尹順子、岩島清 267
大気中のビスフェノールAの定量 神浦俊一、田島裕子、中原武利 275
空気中の変異原性物質の個人曝露に及ぼす喫煙及び受動喫煙の影響 遠藤治、小谷野道子、関谷幸江、関幸雄、高木敬彦、光崎研一、後藤純雄 281
大気中のアニリンのキャピラリーガスクロマトグラフィー・マススペクトロメトリーによる定量 神浦俊一、田島裕子、中原武利 477
排ガス中の有害物質の測定方法の検討(V)
-HPLCによるフェニレンジアミンの定量-
西村貴司、服部幸和、牧定雄 483
水道水中の消毒副生成物と排水の消毒副生成物生成能 高橋保雄、西尾高好、森田昌敏 489
水道水中のハロゲン化消毒副生成物の多成分系統分析法 高橋保雄、森田昌敏 495
空中散布による河川水中の農薬の挙動 水戸部英子、田辺顕子、川田邦明、坂井正昭 507
小特集「日本海重油汚染」
新潟県内の海岸に漂着した重油中の有機化合物類 川田邦明、田辺顕子、水戸部英子、坂井正昭、貴船育英 533
ナホトカ号流出重油及び汚染環境試料中の芳香族炭化水素と毒性 早川和一、木津良一、安藤京子、村橋毅、東成見、山本茂樹、長谷川幸司、中浜慶子、山下克美、松本健、後藤純雄 545
ナホトカ号重油流出事故により海岸に漂着した重油の変異原性及びPAH含量について 後藤純雄、峯木茂、杉田和俊、遠藤治、村山留美子、内山巌雄、田中基裕、早川和一 553
油汚染時における化学成分のスクリーニング分析 劔持堅志、荻野泰夫、松永和義、森忠繁、緒方正名 561
報 文
金属ナトリウム分散体法によるPCBの脱塩素化とその分解挙動 有泉彰、大塚哲郎、神山昌士、細見正明 793
加熱水中の消毒副生成物濃度の変化 菅谷なえ子、中川友夫、山本親男、高橋保雄、森田昌敏 801
室内及び屋外の揮発性有機化合物の北九州市における分布の実態(I) 徳原賢、貴戸東、藤野廣、薬師神重二、城戸浩三、渡辺征夫、後藤純雄 809
室内粉塵中の発癌関連多環芳香族炭化水素の多成分同時高感度自動分析法 高橋ゆかり、雨谷敬史、松下秀鶴 821
新潟県内の海岸に漂着した重油中の有機化合物類II
有機化合物の組成と変化
川田邦明、水戸部英子、茨木剛、田村良三、坂井正昭、貴船育英 831
GC/MSによる浮遊粉じん中の多環芳香族炭化水素類及びn-アルカン類の分析
-超音波抽出溶媒の検討と環境試料への適用-
田辺顕子 841
研究ノート
呼気中への有機塩素系化合物の排出について 望月宏明、後藤純雄、渡辺征夫、矢島博文、石井忠浩、田邊潔 91
固相抽出-GC/MSによる1,4-ジオキサンの分析法と環境水への適用 安部明美 95
気泡濃縮-エチルバイオレット吸光光度法による微量陰イオン界面活性剤の定量 釜屋美則、長島珍男、並木博 291
キャピラリーカラムGC/MSによる有害大気汚染物質(揮発性)の長期連続測定のための自動試料平均化採取装置の開発 前田恒明、市岡耕二、船木薫、坂井亜紀、荒川智、安木由佳 297
室内空気中アルデヒド類測定のためのPFBOA法の有用性 森康明、辻清美、節田節子、後藤純雄、小野寺祐夫、松下秀鶴 515
Air Toxics管-ポンプ法およびCarbopack B管-拡散法による室内空気試料の採取と加熱脱着-GC/MSシステムによる揮発性有機化合物の測定 森康明、行谷義治、節田節子、後藤純雄、小野寺祐夫、松下秀鶴 851
調査報告
要監視項目排出実態調査 上堀美知子、岩崎直人、尾崎元、竹本修明、吉村惠史 521
解 説
石油成分の分析について 柴田康行 577
環境化学情報
No.1 1.官報 103
2.海外ニュース 217
3.新聞記事にみる環境問題 219

No.2 1.情報委員会より 307
2.官報 307
3.廃棄物処理におけるダイオキシン類標準測定法マニュアル(平成9年2月) 333
4.GLPに関する研修会資料I 370
5.米国EPAより入手した資料の紹介 391
6.外国の分析法マニュアル整備リスト 408
7.焼却施設別の排ガス中のダイオキシン類排出濃度一覧(厚生省発表資料) 420
8.独の電気・電子機器リサイクル 458
9.新聞記事にみる環境問題 459

No.3 1.情報委員会より 595
2.日本環境化学会ホームページ開設について 595
3.官報 595
4.環境白書のあらまし 628
5.残留農薬迅速分解法の利用について 644
6.施設別の排ガス中のダイオキシン類排出濃度一覧 649
7.環境影響評価法(平成九年法律第八十一号) 665
8.PRTRパイロット事業の実施について 694
9.PRTR対象化学物質 702
10.給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 711
11.「給水装置に係る使用規制の合理化について(平成9年3月)」目次紹介 716
12.エコライフ100万人の誓い 717
13.学術雑誌からの論文抄録 720
14.海外ニュース 723
15.新聞記事に見る環境問題 725

No.4 1.情報委員会より 859
2.官報 859
3.データで見る地球環境・地球の悲鳴が聞こえる 881
4.世界の環境教育の現状 885
5.地球環境対策の現状 888
6.地球環境保安への取り組み 894
7.PCB処理の推進について(中間報告)(平成9年10月) 909
8.ごみ焼却施設排ガス中のダイオキシン類濃度について 921
9.廃棄物処理基準等専門委員会報告(平成9年10月) 927
10.学術雑誌からの論文紹介 939
11.新聞記事に見る環境問題 944
第7巻総目次
総目次 969
著者索引 979
Key Word索引 981